2020年6月28日 瀬戸市・尾張旭市の戦争遺跡4-瀬戸地下軍需工場跡(その6)

 愛知時計電機は1920(大正9)年、海軍航空機の製作に着手し、その後1943(昭和18)年、(株)愛知航空機として分離独立、海軍の99式艦上爆撃機等を送り出しました。愛知航空機では、99式艦爆機に次いで、「彗星」の量産に入り、終戦までに2,157機を生産しました。「彗星」は「飛燕」と同型の液冷エンジンを搭載した海軍主力爆撃機で、瀬戸地下工場では「彗星」の翼部品の製作や翼の組立が行われました。

※「飛燕」については2018年6月3日のぶろぐ「宇宙航空博物館」を見てください。