2020年5月31日 瀬戸市・尾張旭市の戦争遺跡4-瀬戸地下軍需工場跡(その5)

 工場建設のために、海軍の設営部隊の指揮下、大倉組(後の大成建設)のなかに近隣住民や学徒、囚人、朝鮮人の徴用工や人夫が動員されました。付近の民家が宿舎として使われ、水野地区には朝鮮人労働者の飯場が密集しました。完成した地下工場には、永徳工場(名古屋市南区)から工作機械が搬入され、名古屋市港区にあった本社工場に勤務していた人々もこの地に移ってきました。